<東京6大学野球:慶大13-2東大>◇第2週最終日◇20日◇神宮

 東大が、リーグワーストタイとなる70連敗を喫した。先発の辰亥由崇投手(3年=高松)が5回2失点と粘り、9回には内野ゴロの間に今季初得点を挙げたが、2-13で敗れた。70連敗は87年秋から90年秋にかけて東大が記録して以来。10年秋の早大1回戦で、日本ハム斎藤(当時早大)に勝利して以来の連敗となった。

 元プロの特別コーチ2人もスタンドに駆け付けた。元巨人で昨年から投手陣を指導する桑田真澄氏(46)は「大事なのは明日、これからです。結果を変えたければ、行動を変える。何かを変えていかなくてはいけない」と指摘。元中日の谷沢健一氏(66)は打撃を中心に指導し3年半がたつ。「受験で失われた期間を取り戻すのが、まず大変。でも、スイングは良くなっているし、沈むことなく東大らしくやってほしい」と励ました。