「投手英才教育」で連敗から脱出する。今秋の東京6大学リーグで通算86連敗を喫しワースト記録を更新する東大が、来年2月に創部以来初となる「沖縄キャンプ」を行うことが16日、分かった。浜田一志監督(50)は「防御率を4点台以下にしたい。暖かい沖縄で本格的なバッテリーキャンプを行って投手を鍛える」と目的を語った。来年2月中旬にエース辰亥由崇投手(3年=高松)をはじめ、投手と捕手ら約20人が沖縄・那覇入り。近隣の高校グラウンドなどを借りて練習し、3月上旬に福岡・糸島でキャンプを張る野手陣と合流してオープン戦を行う予定だ。

 今秋のチーム防御率は6・78。13年から特別コーチを務めていた元巨人の桑田真澄氏(46)が今年限りで退任することもあり、立て直しは急務となる。打撃陣は4本塁打をマークするなど力をつけており、10年秋早大1回戦以来の勝利に向けて、投手陣の踏ん張りが最重要課題だ。