ドラフト会議でロッテから6位指名された南カリフォルニア大の藤谷周平投手が28日、同大グラウンドで心境を語った。最終目標はメジャー入りとしながらも明確なプロ志向を表明。米国仕込みの日本人プロ選手誕生の可能性は十分だ。

 吉報が入ったのは現地の午前3時。「あまり予想もしていなかったのでびっくりした。指名をいただいてうれしい限り」と喜びを口にした。昨年はパドレスから指名されたが大学進級を選択。今回は「プロの世界に入っていきたい。真剣に考えたい」と前向きだ。

 7歳から米国暮らしとあって日本の野球は未経験。あこがれは野茂英雄投手で、やはりメジャーへの思いは強い。今後は両親や球団と話し合い「メジャーに近い道を選びたい。どんなオプションがあって、どんな環境に置かれるのかを聞いてみたい」と話した。