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ハム、早大ソフト部員指名/ドラフト

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日本ハムに7位指名された早大の大嶋(中央)はソフトボール部の仲間から祝福される
日本ハムに7位指名された早大の大嶋(中央)はソフトボール部の仲間から祝福される

<プロ野球ドラフト会議>◇27日

 菅野を強奪した日本ハムが「隠し玉の中の隠し玉」で早大ソフトボール部の大嶋匠捕手(4年=群馬・新島学園)を7位指名した。ソフトボールからのプロ野球入りは極めて異例。1年前からプロテストに向けて動きだし、10月1日に日本ハムの入団テストを受験。晴れてドラフト指名された180センチ、95キロの「早大のドカベン」は、世界の王貞治氏を育てた荒川博氏も太鼓判を押す長距離砲。プロ野球界に新たな旋風を巻き起こす。

 まん丸の顔に柔らかな笑みを浮かべ、喜びをあらわにした。午後9時半から埼玉・所沢市の早大人間科学部キャンパスで行われた会見で、大嶋は「テレビで見ていて自分の名前が呼ばれた時、4、5回確認して、やっぱり自分の名前があって、本当にうれしかった」と正直な思いを口にした。

 小学3年から軟式野球を始めたが、新島学園の中学、高校、そして早大と10年間はソフトボール一筋。昨年11月に早大ソフトボール部の吉村監督に「プロテストを記念受験したい」と話したところ、同監督が早大OBの日本ハムの大渕スカウトに連絡を入れ、今年4月から社会人のセガサミーで硬球の練習を開始。10月1日の入団テストにこぎつけて、この日を迎えた。

 大学4年間で本塁打は80本前後。13試合連続本塁打も記録しているが、硬式野球は素人同然。「ソフトボールは大きいので、初めて硬球を打った時はゴルフボールかと思った」と言う。だが、ソフトボールでの本塁打の飛距離90メートルは、吉村監督によると「硬球で120~130メートルくらいになると思います」。長距離砲の資質は十分だ。

 吉村監督の紹介で「世界の王」を育てた荒川博氏に大学2年生ころから弟子入り。「荒川先生には大変お世話になっています。打撃は後ろの腕(左腕)をしっかり使いなさいと指導された」と言う。吉村監督によると「荒川さんには『生まれながらのスラッガー』と言われた」ほどで、名伯楽の眼鏡にもかなっている。

 「男子ソフトボール界にとっても大きな挑戦。自分が頑張ることでソフトボール界の見られ方も違う」と力を込める。あこがれは元日本ハムの新庄剛志氏。将来的には「雲の上の存在」と言う早大の先輩斎藤とバッテリーを組むことも目標に置く21歳。「新庄さんは実力が伴ってのファンサービス。自分も実力が伴ってのファンサービスをしたい。中田選手ともクリーンアップを組みたい。でも、僕はソフトボール出身なので他の選手と違ってゼロからではなく、マイナスからのスタート。人より2倍も3倍も練習をしないといけない」。今は「隠し玉」でも、将来のでっかい目標を胸に秘めてプロ野球に挑戦する。【菅家大輔】

 ◆大嶋匠(おおしま・たくみ)1990年(平2)2月14日、群馬・前橋生まれ。野球経験は小学校時代のみで、中学からソフトボールを始めた。新島学園1年時にインターハイ、国体で優勝し、アジアジュニア選手権U-19日本代表にも初選出され「5番・捕手」として優勝に貢献。早大では1年春からベンチ入り。尊敬する人物は元総合格闘家でタレントの須藤元気と元大リーガーの新庄剛志氏。将来の夢はメジャーリーガー。180センチ、95キロ。右投げ左打ち。

 [2011年10月28日9時8分 紙面から]









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