<社会人野球日本選手権:JFE東日本8-6日本生命>◇2回戦◇2日◇京セラドーム大阪

 ドラフト指名4選手を擁した日本生命が2回戦で敗退した。

 DeNA1位の柿田裕太投手(21=松本工)が先発したが、立ち上がりに安定感を欠いた。力みから制球を乱し、1回に3失点で相手に主導権を渡した。柿田は4回途中で降板。「追い込むまではよかったが、決めにかかって、力んで球が浮いてしまった。リズムを作れなかった」と落胆した。

 バッテリーを組んだ小林誠司捕手(24=同大)は精彩を欠いた投手陣をコントロールできずに計8失点。6回に反撃の2点適時三塁打を放ったが、チームの敗戦に反省しきり。「絶対に優勝するという気持ちだけだった。投手は一生懸命投げてくれた。うまく引っ張れなかった」と責任を背負い込んだ。8回にロッテ5位の井上晴哉内野手(24=中大)のソロ本塁打など終盤に追い上げたが、あと1歩及ばなかった。