阪神のドラフト新入団5選手が7日、甲子園で施設見学と体力測定に臨んだ。

 阪神新人で唯一の妻帯者であるドラフト4位ホンダ鈴鹿・守屋功輝投手(21)がこの日、選手寮「虎風荘」への入寮を決断した。当初は関西での新居探しを行っていたが「野球に専念できるように」と妻紗也さんと離れて野球に打ち込む。施設見学ではプロの充実した環境に目を丸くした。

 結婚から1年が経過し、再び野球漬けの生活を選択した。「野球をしにきたので」と腹をくくった。守屋の目標はあくまでも1軍で投げること。入寮すれば、隣接するグラウンドや室内練習場を存分に使うことができる。「活用していきたい」とまずはプロの土台を作っていく。

 社会人3年目の今季、飛躍の陰には紗也さんの支えがあった。ただ現時点で再び一緒に暮らす時期を決めていない。「ここ(甲子園)で投げたいと思いました」。憧れのマウンドへ、今は野球に集中だ。