オリックス森山周内野手(29)が9日、スカイマークスタジアムで契約交渉に臨み、900万円アップの2300万円で更改した。

 外野に挑戦した今季は代走からチャンスをつかみ、後半は2番右翼や左翼で先発。68試合出場、打率3割3分1厘などすべて自己最多の成績をマークした。「どこで出ても1試合は1試合。1つのポジションでやれるのが一番だけど、今の自分にその力はない。外野は初めてでしたが、(中堅の)坂口任せでやりました(笑い)。来季もどのポジションでもやります」とユーティリティー選手続行を決意。「8月くらいに監督の本を本屋で立ち読みしていたら2番、7番はつなぎだと書いてあって、バント、エンドランを意識して練習した。そこから2番で試合に出してもらうようになった」。なぜか購入はしなかったが、岡田彰布監督(53)の著書が2番に定着できた秘訣(ひけつ)だった明かした。