ヤクルト村中恭兵投手(23)が14日、新橋の球団事務所で契約交渉に臨み、3300万アップとなる推定年俸5100万円でサインした。今季は開幕から1年間、先発ローテーションを守り抜き、自身初の2ケタ11勝をマーク。163奪三振は広島前田健に次ぐリーグ2位だった。それでも、貪欲な左腕は「2ケタは勝てたけど、自分の中ではまだまだというのをすごく感じたシーズンだった」とさらなる飛躍を誓った。交渉に当たった大木常務取締役からは「若い2人が切磋琢磨(せっさたくま)してくれれば、チームの勝ち星も増えていく」と、1つ年下の由規との共闘を期待されていた。(金額は推定)