死球対策で来季は大幅アップだ!

 ソフトバンク松田宣浩内野手(27)が25日、3度目の契約交渉に臨み、前回提示と同じ600万円増の4200万円でサインした。自己最多の19本塁打、71打点を挙げながら、出場は113試合。けがの影響で30試合以上欠場したことが、微増にとどまった原因と球団側から説明され、渋々サインした。

 「もうこれ以上粘っても上がらないと思った。試合にずっと出れば、大きく上げてくれると言ってくれた。けがに強い体をつくりたい。死球を避ける練習はしている。打ちにいく時、必要以上に踏み込まないように意識している」。

 09年7月には死球で右手首尺骨(しゃっこつ)付近を骨折。今年5月には、左手首の5月8日に左手首を骨折し離脱した。もうケガはごめんだ。死球を避けるため、打撃フォームを改造中。ビデオでも他の打者のスイングを研究し、死球減へ懸命だ。

 「三塁は他のだれにも渡すつもりはない。全試合全イニングに出場すれば、30本打てると思う」。

 まずはケガをしない体をつくり、巧みに死球を避けられるようになることが、オフの大きな目標になる。