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ダルまた失点も課題は修正/WBC

5回表西武1死二、三塁、ダルビッシュは西武原(左)にスクイズを許す
5回表西武1死二、三塁、ダルビッシュは西武原(左)にスクイズを許す

 <WBC・強化試合:日本2-7西武>◇2月28日◇東京ドーム

 初戦の先発が有力視されるダルビッシュ有投手(22=日本ハム)が、試運転を完了させた。西武戦で中継ぎテストを兼ね2番手として登板し、2回を2安打1失点。オーストラリア戦で浮き彫りとなった抜け球など課題を修正した。先発した岩隈久志投手(27=楽天)は万全な立ち上がりも、3回に2ランを浴びて失点した。それでも両投手に暗い表情はなく、本番を迎える。

 威風堂々とした態度が、試運転の内容を物語っていた。ダルビッシュは澄み切った表情で、試合後のホテルへと続く通路へと現れた。4万1586人に見守られた、デモンストレーション。WBCが幕を開ける5日中国戦、開幕投手から前向きな言葉が飛び出した。

 ダルビッシュ この状態を維持しながらマイペースで調整していけばいい。球もある程度コントロールできましたから、良かったですよ。

 打者8人、全27球。うち2球に、自信が象徴されていた。登板直後の4回、先頭打者の清水。直球系で追い込みカウント2-1だった。真ん中低めへと鋭い軌道で沈む125キロカーブで空振り三振に切った。シーズン中には110キロ台と投げ分けている2種のカーブ。握り、球の抜き方を微妙に変えて駆使する。「速いカーブ。シーズン中も使っているやつ」を試投した。

 2月24日、オーストラリアとの練習試合では球速が、遅い方を選択。制球が定まらず、見切りをつけた。わずか中3日で修正し、方向転換。左打者へのカットボール、右打者へのツーシームと横変化の球種は安定していたものの、課題は空振りを奪いやすい縦の変化球だったが、簡単に克服した。城島も「あとは微調整」と太鼓判を押した。本格派だが、多彩な変化球が持ち味。立体的な攻めができる土台の1つのカーブに、メドがついた。

 手応えのダメ押しになるもう1球が、5回1死二、三塁から原への4球目だった。打者の足首付近への低めへ制球されたフォーク。神業のような芸当のスクイズを決められたが、前回に「抜けやすい」と悩んでいた決め球を、ひざ下へと投げ込めた。2回1失点。結果ではなく、実戦で生きた“2球”に内容が詰まっていた。

 ダルビッシュ 五輪とは違うと思う。各国のすごい選手が集まっているので、力と力のぶつかり合いが楽しみ。

 世界16カ国が集う激闘へ、身を投じる下地はできた。【高山通史】

 [2009年3月1日8時52分 紙面から]

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