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イチ番不発、日本不安抱えて本番/WBC

7回裏2死、投ゴロで凡退、ベンチへ戻ってヘルメットを脱ぐイチロー
7回裏2死、投ゴロで凡退、ベンチへ戻ってヘルメットを脱ぐイチロー

<WBC・強化試合:日本2-1巨人>◇1日◇東京ドーム

 5日開幕のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表は1日、巨人との強化試合(東京ドーム)でイチロー外野手(35=マリナーズ)を1番に起用する新オーダーで臨んだが、2得点と機能しなかった。イチローは5打数無安打で、実戦6試合23打数3安打、打率1割3分と不調のまま本番を迎える。強化試合最後で4番に村田修一内野手(28=横浜)を入れるなど打順を大幅に入れ替えたが、本番ではどうするのか。延長10回、相手投手暴投でサヨナラ勝ちしたものの、サムライジャパン打線は不安を抱えたまま実戦調整を終えた。

 連覇への夢を掲げたサムライジャパンの行方が怪しくなってきた。最後の実戦を終えた日本代表チームの仕上がりは、疑問符がつくものだった。4万人を超える東京ドームのファンの歓声が、一瞬にしてため息に変わる。その視線の先にあるのは、イチローのバットだった。

 ついに快音を奏でることはなかった。延長10回。歌藤からセンターへライナーでヒット性の打球を放ったが、ダイビングした松本のグラブに収まった。2月25日のオーストラリア戦(京セラドーム)の第4打席から11打席連続の無安打(23打数3安打)。強化試合6試合の打率はさらに1割3分まで落ち込んだ。

 原監督はイチローのスランプ脱出の打開策を含め、土壇場で大幅にオーダーを入れ替えて臨んだ。「チームとしてツーウエーをとれるんだということを1回示しておきたかった」。好調だった稲葉に代え、4番に村田を入れるなど新打順をテスト。先発に右打者4人を並べジグザグ打線で、仮想韓国の左腕エース金広鉉(キム・ガンヒョン)投手(20)となった巨人高橋尚に臨んだが、3回を無得点に抑えられた。

 その新オーダー変更の最重要ポイントが、3番から“本職”の1番になったイチローだった。篠塚打撃コーチは「いつものイチローに戻すのに少し試してみようということになった」と説明。慣れたポジションに座ったが、5打数ノーヒットでファンが望んだ答えが引き出されることはなかった。

 イチローは試合前に伊東総合コーチから伝えられた1番変更には「あ~そうなんだというぐらいで」と淡々としていた。そして誰も予想できなかった状態には、「宮崎(合宿)から全体をみればリラックスした状態になりかけていたところで、この2試合は気持ちのトレーニングになった。個人的には(調整のレベルを)6、7にはもっていけなかった」と振り返った。

 イチロー自身も、チーム全体も決して「結果」だけを追い求めているわけではない。しかし、本番を直前に控え、不安を残しておきたくなかったはず。イチローに快音が聞かれなかったように、打線全体が不完全燃焼の形でフィニッシュとなってしまった。

 原監督はイチローについて「まったく心配しておりません。3番から1番に変えたのも、一番慣れた打順だと認識している」としながらも、本番でのオーダーについては「ここで申し上げるわけにはいかない」と明言しなかった。本番でサムライジャパンの打線はどうなるのか。本当に大丈夫なのか…。すべては、イチローのバットにかかっている。【寺尾博和】

 [2009年3月2日8時41分 紙面から]

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