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松坂右足に異変、思わぬ不安発生/WBC

マウンド上で右足を気にする松坂
マウンド上で右足を気にする松坂

<WBC・強化試合:日本2-1巨人>◇1日◇東京ドーム

 WBC日本代表のエース松坂大輔投手(28=レッドソックス)が2番手で3回から登板し、右ふくらはぎをつるアクシデントに見舞われた。試合中の異変に周囲をヒヤリとさせたが、3イニングを無失点に抑え最終調整を終えた。「シーズン中にもたまにあること。問題ないです」と、順当なら第2ラウンド進出をかけた大一番、7日の第2戦(韓国か台湾)に予定通り先発する。先発した杉内俊哉投手(28=ソフトバンク)は巨人エドガルド・アルフォンゾ内野手(35)に1発を浴び、先発陣は4試合連続で先制点を許した。

 日本ベンチが一瞬、凍りついた。松坂の様子がおかしい。2イニング目となった4回だ。打者寺内を中飛に仕留め2死一塁。異変に気づいた捕手城島がマウンドに駆け寄った。右アキレスけんを伸ばすような動作を見せる松坂の表情は、険しかった。山田コーチも小走りにマウンドの松坂のもとへ向かったが、降板する気はサラサラなかった。

 松坂 こういう状態は本番でも予想される。そんな中でも投げなければならないこともあるので、山田コーチに「行かせてください」と言いました。

 2番手としてマウンドに上がった3回の初球、打者アルフォンゾへの内角直球を投じた際に右ふくらはぎがつった。先発杉内が2回50球で降板。松坂が予想していたよりも早いタイミングで登板指示が出た。あわてて肩を調整し、アンダーシャツを着替える間もなくマウンドに向かった。

 松坂 ブルペンでは(右足は)全く問題なかったのですが、汗をかいたままで水分補給もしないままに出てしまった。軽い脱水症状的な状態で。気を付けないといけないですね。

 5回降板後はアイシングで応急措置した。試合後は、しっかりとした足取りで「全然大丈夫です」と笑った。緊急事態が起こった中でもしっかり対応できたことが、唯一の収穫だった。直球の最速は142キロ。32球中、空振りを奪えたのは2球だけ。大けがをしない投球、低めへの変化球を意識の中心においた。

 松坂 悪いときこそ丁寧に投げようと。できればこういう状態はつくりたくないが、悪い中で何とか投げられたという意味では練習になりました。

 3回2死一塁では6番谷を2球で中飛。内角カットボールで芯を外した。4回も四球を与えた鶴岡以外は、中井1球、寺内2球、加地前を2球で料理。内角へのシュート、外角スライダー、外角カットボールと力が入らない分、丁寧な制球で投げ分けた。5回もわずか8球で切り抜けた。周囲の心配をよそに、危機管理の引き出しを増やす結果にもなった。

 体重移動の際に右足で地面を強く蹴る投げ方。メジャーのシーズン中も、ふくらはぎをつることは珍しくない。ただし順当なら大一番となる7日の第1ラウンド第2戦では、絶対に避けなければならないトラブルだ。最後の実戦で思い切り腕を振れなかったことは悔いとして残ったが、これから中5日。ふくらはぎの違和感をぬぐい去り、決戦のマウンドに立つ。【山内崇章】

 [2009年3月2日10時8分 紙面から]

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