侍ジャパンの小久保裕紀監督(45)は4日、宮崎市内で行われているソフトバンクキャンプを視察し、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場を辞退した日本ハム大谷翔平投手(22)に代わり、ソフトバンク武田翔太投手(23)を選出したと発表した。

 「朝、工藤監督と直接話しをして、了承をもらいました。(武田には)一緒にやろうと言ったら、準備はできていますと。心強く思いました。大谷を先発の一角で考えていたので、その代わりに入る」と、先発で起用する考えを示した。

 武田は、14年の日米野球、15年のプレミア12に出場するなど、小久保ジャパンの常連。昨年11月の強化試合では、メキシコとの「開幕戦」に先発し、4回3安打6奪三振で、1失点の結果を残した。

 力強い直球に加え、縦に大きく割れる持ち味のカーブは、国際舞台でも大きな武器になる。