侍ジャパンの主軸、日本ハム中田翔内野手(27)が20日、待望の初「あっぱれ」付きの金言を授かった。OB張本勲氏(76)が見守った沖縄・名護キャンプのフリー打撃で、強烈な向かい風の中、31スイングで柵越え3本。張本氏から脱力系フォームを大絶賛され、今季は打率3割、40~50本塁打が打てると太鼓判を押された。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向け、ヒントをもらった。

 ◆中田への張本氏の喝 入団1年目の08年5月、千葉・鎌ケ谷を訪れた元日本ハム監督の故大沢啓二氏、張本氏から朝寝坊など自己管理の指摘を受けた。14年キャンプ中には「お前が引っ張っていかないと」と激励された。張本氏出演のTBS系「サンデーモーニング」では、陸上のハードルを使った練習に「障害物競走じゃないんだから」と苦言。ほか打撃の技術論、モヒカンの髪形など番組内で指摘されている。反対に中田が昨年9月、始球式を行った張本氏のワンバウンド投球に「喝だな」とベンチでつぶやいたシーンも放送された。