WBCに出場する侍ジャパンのソフトバンク内川聖一内野手が26日、別メニュー調整を行った。同内野手は前日25日のソフトバンク戦の一塁守備中、走者と激突し退場。精密検査の結果「右肩打撲」と診断された。

 一夜明けたこの日、本隊とは完全別メニューで調整した。外野フェンス沿いをジョギング、後半は軽めのダッシュも行った。その後は球場内のブルペンでバットを握りスイングのチェックも行った。

 内川は「昨日の今日で痛みとかはいろいろあります。ただ、自分の中でもそんなに日にちはかからずやれるんじゃないかと思っています。トレーナーの方とかとも相談して『できる』という判断をしました」と話した。

 この日練習してみて「大丈夫だと思います。しっかり戦える状態にして頑張りたい。こういう状態でもメンバーに残してくれた監督やスタッフに感謝したい。結果でお返しできれば」と話した。

 前日のプレーについては「元をただせば、あの送球を僕が捕っていれば何も起こらなかったということ。(球場が静まりかえったことに)そういう空気にしてしまい申し訳ないなと。ぶつかった選手(斐紹)にケガもなくホっとしています」と説明した。

 小久保監督は内川について「大事に至らなかった。戦線離脱することはない」と明言。当日の状態を見ながら明後日28日あたりからの復帰を示唆した。

 侍ジャパンは3月7日に初戦のキューバ戦を迎える。