WBA世界バンタム級タイトルマッチは6日(日本時間7日)に米テキサス州コーパスクリスティで行われ、同級4位の24歳、亀田和毅(亀田)が29歳の王者ジェイミー・マクドネル(英国)に挑む。5月にプロ初黒星を喫した相手との再戦で「リベンジのことだけを考えて練習してきた」と雪辱に燃えている。

 前回は3回にダウンを奪ったが、亀田和が「手数でポイントだけ取ろうというボクシング」と評した王者に、3人のジャッジ全て113-114という僅差の採点で屈した。強打では上回っていただけに、後半に入っても手数で劣らないことが鍵になる。再戦が決まると、6月下旬に早くも渡米し、調整には万全を期した。

 前回初めて米国のリングに上がったマクドネルは、英スカイスポーツに「亀田に勝ったら、米国でもっとビッグネームと闘っていきたい」と通過点と捉えたように話すなど、3度目の防衛に自信を見せる。戦績は亀田和が32戦31勝(19KO)1敗、マクドネルは29戦26勝(12KO)2敗1分け。