ダブル世界戦(東京・大田区総合体育館)の前日計量が30日、都内で行われ、4選手ともクリアした。

 挑戦者のWBA世界ライトフライ級1位宮崎亮(28)が“前哨戦”から猛攻を仕掛けた。調印式後の会見で「いつも通りやったら負けますよ。しっかり気を引き締めてこないと」と田口を挑発。「今は自信にあふれている。コップに例えたら、水があふれかえって噴きだすほど。必ず僕が勝つ」と言い切った。懸案だった計量もリミットの48・9キロで一発クリアすると、王者と約8秒にらみあい、顔を近づけて再挑発した。やりたい放題のパフォーマンスも「日本人対決を盛り上げるためですよ」とニヤリ。3年ぶりの世界戦へ、強気な言葉と行動で気持ちを高ぶらせた。