ボクシングの元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎の次男寿以輝(20=大阪帝拳)が1日、後楽園ホールに初登場し、5回1分29秒TKO勝ちでデビュー6連勝(4KO)を飾った。

 スーパーバンタム級6回戦で、14戦のキャリアを持つモンキー修平と対戦。初回に右フックを効かせて攻勢に出るも、カウンターの右を浴びてプロ初のダウンを喫した。それでも、3回にコンビネーションでダウンを返すと、5回に左フックで2度目を奪ったところでレフェリーストップ。A級昇格となる勝利を挙げ「ダウンは良い経験。(父には)ぼろくそ言われると思う。世界とかを口にするのはもっと練習してから」と先を見据えた。リングサイドで見守った父は「練習量が足らん。腐るほどやるしかない」と厳しかった。