ボクシングの日本スーパーフライ級王座決定10回戦の前日計量が、5日に都内で行われた。

 同級1位中川健太(31=レイスポーツ)、同級2位木村隼人(27=ワタナベ)とも、リミットの52・1キロでパスした。

 中川はプロ16戦目で初挑戦となるが、日本フライ級王者粉川らと120回のスパーリングをこなしてきた。12勝のうち9勝がKOの強打者は「後半とか未知数はある。捕まえきれるかどうかだが、左でチャンピオンになります」。ジム初の日本王者へ自信満々だった。

 スピードが持ち味の木村は2度目の挑戦となる。昨年9月の初挑戦9日前に長男獅(れおん)君が生まれた。日本王者のベルトにはライオン=獅子が描かれているのちなんで命名した。「減量はうまくいって最高に楽だった。今度こそ本当にとりたい」。勝利後のリングでベルトを巻いて長男を抱く夢をかなえたい。