「てんぐまっただ中の小国以載です!」。IBF世界スーパーバンタム級王者が、年明けのリングでも会場を沸かせた。

 昨年12月31日に22勝(22KO)1分けの王者ジョナタン・グスマン(ドミニカ)に判定勝ちする番狂わせを起こして話題をさらった小国以載(28)が14日、所属の角海老宝石ジムの興行に登場。「出オチです。これ以上話すことはないです。応援ありがとうございました!」と満足げにあいさつを終えた。

 ハロウィーン用のつけ鼻は通販で1000円で購入したが、「ボロボロで。ティッシュつめて、ガムテープでつけましたわ。でも、結構良かったなあ」と自画自賛した。これまでも人気漫画「進撃の巨人」の全身タイツ姿などを披露してきたパフォーマンス好きは、王者となっても変わらず。むしろ「今回は下ネタはやめましたよ」と余裕たっぷり。

 現在は試合で負った両拳の治療中。左親指靱帯(じんたい)切断で全治4カ月、右拳も打撲で全治1カ月だという。初防衛戦は岩佐亮佑(27=セレス)との指名試合の予定だが、「6~7月に」と見通した。

 なお、パフォーマンス好きだけではなく、私生活でも「世界王者になっても何も変わらん」とは本人の弁。「王者になってもモテへん! 何したらええねん!」「マスクとかも全然いらへん!」と嘆く姿は、確かに以前と変わらなかった。