IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(29)が、柴田勝頼(37)の挑戦を退け4度目の防衛を果たした。

 オカダは試合開始から感情をむき出しに柴田を攻め立てた。ロープブレークも、相手がロープに逃げても攻撃を止めず、会場から3度もブーイングが起こった。

 ニュージャパンカップを制し、オカダへの挑戦権を獲得した柴田からは、試合前に「オカダには感情がない。ゆとり世代で根性を知らない。レインメーカーの仮面をかぶっている」と批判されてきたが、そんな批判を吹き飛ばすような戦いだった。何度も関節技に窮地に陥り、終盤にはケリを12発ももらったが、最後はレインメーカーで仕留めた。38分9秒と、この日の試合もオメガ戦、鈴木みのる戦同様に死闘となった。

 試合後には、バッドラック・ファレの襲撃を受けた。早くも次期挑戦者が現れ、オカダの防衛ロードは休む間もなく続いていく。