<新日本:大阪大会>◇20日◇大阪府立体育会館◇観衆5800人

 棚橋弘至(32)が、通算4度目となるIWGPヘビー級王者返り咲きを果たした。王者中西学(42)のアルゼンチン式背骨折りに苦しめられたが、勝機を逃さず、31分18秒、ハイフライフロー2連発から片エビ固めで仕留めた。

 新王者は「あんまり大阪で勝った記憶がなかったんだけどね。ベルトに『おかえり』って言いたい。また棚橋政権が始まりますよ」と気持ちよさそうに歓喜のビールシャワーを浴びた。試合後はノアの杉浦貴(38)が乱入し、次戦の対戦を要求された。受けて立つ?

 の問いかけに「そうですね、ハイ」と、余裕の表情で話した。