27日のWBC女子世界アトム級タイトルマッチの予備検診と公開練習が25日、都内で行われた。健診では王者小関桃(27=青木)がリーチで9センチ差など体格で上回った。その後の公開練習で小関はトレーナーを相手に1回のスパーリング、挑戦者の同級3位申健主(21=韓国)はシャドーとミット打ちにとどめた。日程の都合で小関の所属する青木ジムで交互に披露。異例の呉越同舟となったが、小関は「思ったより小柄できゃしゃ。隠しているだろうが、見られてよかった。ガードが低い」と弱点を見抜いた。申は視力が右0・3、左0・2と低かったが「近くは見える。王者は力なさそう」と話し、陣営も「ボクシングは勘でやるもの」と反論していた。