<風香祭>◇28日◇後楽園ホール◇1550人

 人気NO・1アイドルレスラー風香(25=フリー)が完全燃焼で6年間のプロレス生活にピリオドを打った。初開催の後楽園ホール大会は超満員。縁のある選手が大勢参戦し、奈良観光大使を務める関係でせんとくんも激励に駆けつけ、風香最後の日を盛り上げた。風香はまず覆面を被った女虎戦士ティグレFUKAとして第3試合に登場。Leonとのタッグでメキシコ実力派タッグHIROKA、スヘイ組に快勝すると、メーンでは高橋奈苗と対戦。厳しい攻めを浴びながらも、持っているすべての技を出して対抗。最後はナナラッカでたたきつけられてゴングを聞いた。完ぷなきまでにたたき潰された風香だったが「6年間の思いを燃やし尽くことができた」と笑顔。憧れのSPEEDからのビデオメッセージというサプライズには大粒の涙を流した。最後はピンクのドレスでファンに別れを告げた風香だが「残念ながら結婚はないです」とおどけた。「とにかく寝たい。運転免許も取りたいし、ずっと行けなかった歯医者にも行きたい」と、明日からは激動のプロレス生活から離れ、普通の女の子に戻る。