<全日本:宮城大会>◇7日◇仙台サンプラザ◇1800人

 3冠ヘビー級王者諏訪魔が、まさかの5年連続準優勝に終わった。浜と組んで臨んだ決勝進出決定戦では、優勝候補筆頭だった船木誠勝、鈴木みのる組を撃破。勢いに乗って迎えたKONO、KENSO組との決勝も、あと1歩のところまで詰め寄った。諏訪魔のラストライドから、浜がボディープレスでKONOをフォール。しかし、レフェリーが失神して起き上がれないハプニングに見舞われた。このスキに息を吹き返したKONOに、浜がジャイアントニーを食らって撃沈した。

 諏訪魔は試合中、ピンチに苦しむ浜に「おれたち優勝するんだろ!」と声を掛けてきたが、及ばなかった。「たらればを言ったらきりがない。この結果を受け止めて、また来年に勝負したい。まだケツが青いということです」。この大会で3冠王座への挑戦者を決めるつもりだったが、またもタイトルにあと1歩、届かず意気消沈。「気持ちは固まっているけれど、次の3冠がどうこう言える立場じゃない。今日は控えます」と口をつぐんだ。