世界ボクシング評議会(WBC)ミニマム級の新チャンピオンとなった井岡一翔(井岡)が王座奪取から一夜明けた12日、大阪市内の所属ジムで記者会見し「朝起きて、勝ったんだなと安心した」と喜びを口にした。

 日本選手最短となるプロ7戦目で世界王座を獲得した。相手からの決定打をほとんど受けずに5回TKO勝ちだったため、顔に傷はなかった。「試合後に(父から)100点満点という言葉をもらって、初めて褒めてもらった」と爽やかな笑顔を見せた。

 本来は1階級上のライトフライ級で闘う。2階級制覇を視野に入れてはいるが、すぐに王座返上はせずに夏に初防衛戦を行う予定という。「死に物狂いで取ったベルトなので、簡単には手放したくない」と話した。