<DDT:東京大会>◇31日◇東京・後楽園ホール

 KO-D無差別級王者KUDOがMIKAMI(38)を破り5度目の防衛に成功した。MIKAMIが得意とするラダーの使用を認めたが、勝てば約7年ぶりの戴冠となるベテランの捨て身の攻撃に苦戦。ラダー最上段からのヴォルカニックボムやスク~ルボ~イなど得意技を次々と決められ、新技のコーナーから450度後方回転しながら落とすエルボードロップも浴びてしまった。しかし、KUDOは3カウントを許さず得意の蹴りで流れを変える。最後はダイビングダブルニードロップを背中、胸に連続で落として勝利した。憧れの人から防衛を果たしたKUDOが「僕にとってずっと、これからも憧れの存在。来年は(DDT)15周年。オレも頑張るし、MIKAMIさんもまた戦いましょう」と声をかけると、MIKAMIは「オレはまだまだ終わらねえからな。これからだ」と応え再戦を約束。さらにユニット「ほもいろクローバーZ」の仲間、男色ディーノ(34)から「これを持って日本武道館のメーンに立ちたい」と挑戦を要求されたKUDOは、ディーノの股間を握る男色流の返答で受諾し、1月29日後楽園ホール大会でのタイトルマッチが決定した。

 また、KO-Dタッグ選手権は挑戦者のヤス・ウラノ、火野裕士組が石井慧介、入江茂弘組を下して新王者となった。新王者は1月22日千葉ポートアリーナ大会でマサ高梨、佐々木大輔組と初防衛戦を行う。