昨年大みそかに世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級王座に就いた田口良一(ワタナベ)が22日、東京都内の所属ジムで本格的な練習を開始し「王者になるより初防衛の方が難しいと聞いている。地に足をつけて練習し、クリアしたい」と5月ごろに予定する初防衛戦を見据えた。

 「スタミナが落ちないように」年明け早々にジョギングを始め、この日はミット打ちなどで軽快な動きを見せた。

 28歳の新王者は「今でも後輩におちょくられるので、まずはチャンピオンの威厳を出したい」と表情を引き締めた。