中西、恩人のためにも「ベルト持ち帰る」
新日本の中西学(41)がIWGP王座を奪取して、闘病中の元同僚を激励する。7月21日の札幌大会で全日本の武藤敬司が持つ同王座に挑戦することが16日、正式発表された。都内で行われた会見で中西は、脳機能障害で闘病中の元同社職員の小松敬三さん(40)に触れ「小松さんのためにもベルトを持ち帰る」と意気込んだ。
小松さんは中西の1年先輩にあたる。90年代に営業担当として、中西と一緒にサイン会などのイベント会場を回った。「元気でね。新日本営業の精鋭でしたよ」と中西は振り返る。それが02年7月ごろ、言葉が出てこなくなり、記憶を失うという症状が現れた。医師からは脳機能障害と診断された。その後は仕事も困難になり3年間の休職後、昨年12月に退社した。
現在は自宅のある仙台市内で入院生活を送る。祐子夫人は「最近10年くらいの記憶がなく、私のことも覚えてない。でもプロレスの話題になると元気になるんです」と話す。先月20日の仙台大会には奇跡的に回復して来場。試合前に再会したという中西は「ベルトは最高の良薬。なんとしても小松さんに見せたい」と気合を込めた。【塩谷正人】
[2008年6月17日6時29分 紙面から]
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