全日本が、台湾縦断ツアー構想を持っていることが15日、分かった。16日に台北で22年ぶりの興行を行うが、13日に選手が到着すると、空港では十数社の台湾メディアが迎える歓迎ぶりで、1万5000席のチケットはほぼ完売。関係者は「手応えは十分。来年は縦断ツアーをやりたい」と明かした。

 台湾北部、中部、南部で1興行ずつ、3興行で3万人以上の動員を見込んでいる。台湾の面積は九州とほぼ同じで、今年5月の九州巡業(他地域も含む)が12興行で1万3186人の動員だったのに比べて、効率もいい。武藤敬司社長も「多数の団体が競合する日本でちまちまやるよりいい」と意欲的だ。