タレントのインリン・オブ・ジョイトイ(33)に出演料未払いなどで提訴されたハッスルの運営会社ハッスルエンターテインメントの山口日昇社長(45)が19日、後楽園大会終了後の会見で、インリン側の契約違反を主張する一方で、ハッスルリング復帰へラブコールを送った。

 インリンは17日に更新した自身のブログでハッスルに多額の出演料未払いがあるとし、民事訴訟を提起したことを公表した。これに対して山口社長はインリンが「インリン様」として出演していた昨年3月、週刊誌にハッスル製作会社の社員との熱愛が報じられたことに言及。この報道がハッスル側に相談もなく、インリンの所属事務所「ステイトリーズ・ガーデン」がリークしたことで、イベント運営に支障をきたしたと強調。契約内容にある「イメージの尊重」に違反したと主張した。

 ハッスル側は同事務所への不信感から、昨年12月まで予定していたインリンの出演契約を5月の「ハッスルエイド」で早期終了していた。インリンは9月に同社員と結婚した。もっともハッスル側は未払い金について「差し止めている認識」とし、山口社長は「今後は弁護士を通じ、穏便に話をつけたい。理解し合ったうえで再びハッスルのリングに上がって欲しい」と話した。