WBA世界スーパーフェザー級王者ホルヘ・リナレス(24=帝拳)が、元6階級王者でプロモーターのデラホーヤ氏の前で新記録達成を狙う。10日に東京・代々木第2体育館で同級7位サルガド(メキシコ)と、同級では2度目の防衛戦を行うリナレスは2日、都内の同ジムで練習を公開。日本ライト級1位加藤善孝(角海老宝石)との3回のスパーでは、自慢のスピードと強烈な左パンチを披露した。2年8カ月ぶりとなる日本での試合に「一番練習してきた。日本のファンに見せたい」と気合十分だ。

 リナレスはWBC世界フェザー級時代から、世界戦で4連続KO勝利中。この試合でもKO勝ちすれば、日本のジムに所属した外国人選手の世界戦KO勝利数で勇利アルバチャコフを抜きトップになる。当日は先月に契約を結んだゴールデンボーイ・プロモーションの社長も務めるデラホーヤ氏が来場予定。「黄金の子」の異名を継承するリナレスは「6回以降でKOを狙っていく」と、御前試合での新記録達成に自信を見せた。