<ノア:東京大会>◇6日◇日本武道館

 GHCヘビー級選手権で挑戦者の杉浦貴(39)が王者・潮崎豪(27)を24分39秒、片エビ固めで撃破して王者となった。

 杉浦はフィニッシュに万感の思いを込めた。コーナーから潮崎を雪崩式オリンピック予選スラムでリング上にたたきつけ、仕留めた。レスリング時代に五輪出場を逃し、プロレスに転向。順風満帆とはいかず「辞めてやろうって腐ったこともあった」と言う。転向から10年目、激闘の末にベルトを手にして「五輪の夢が破れて、もうひと花咲かせたいとつかんだもの(ベルト)だから、うれしい」と感慨にふけった。

 それでも「今日だけですよ、喜んでいいのは。ベルトの価値を上げていきたい」とすぐに表情を引き締めた。ノアは来年10周年。「引っ張っていくっておこがましいけど、その一員でありたい。毎試合、いい試合をしたい」と、新王者の自覚をのぞかせていた。