元若麒麟の鈴川真一(26)が9月のIGF大会(詳細日時、場所未定)でプロレスデビューすることになった。アントニオ猪木デビュー50周年記念大会・大阪の陣ゲノム12が9日、大阪府立体育会館で行われた。鈴川は09年1月に大麻取締法違反(所持)で逮捕・起訴、日本相撲協会を解雇され、執行猶予付きの有罪判決を受けた。この日はリングで「世間を騒がせて大変申し訳ありませんでした。ゼロからやり直すため、頑張りますので、応援よろしくお願いします」と謝罪した。

 鈴川は「けじめをつけさせてもらいました。この場所に戻ってこれて、うれしかったです」。大阪場所を思い出し、感慨深げに語った。現在は都内で連日5時間超の特訓を続けており、体重もMAX140キロから109キロに落ちた。「いつでもデビューできる。日に日に力がついているのが分かるので」と、プロレス転向に自信をのぞかせた。【加藤裕一】