WBC世界スーパーフェザー級王者の粟生隆寛(26=帝拳)が2日、都内で行われた史上初の日本人王者3人同時防衛戦「3大世界戦」(4月8日、東京・両国国技館)の発表会見に出席。ウンベルト・グチェレス(22=メキシコ)と対戦する。

 粟生が、3大世界戦の「先陣」に名乗りを上げた。フェザー級に続いて昨年11月にスーパーフェザー級の2階級制覇を達成。元世界王者を相手に、今回同級で初の防衛戦に臨む。09年7月にフェザー級の初防衛に失敗しているだけに、テーマはずばり「初防衛」。「前回は相手のアウトボクシングに戸惑った。勇気を持って、自分から前へ行く。僕の試合で(西岡、長谷川戦へ)火を付けたい」と気合を入れた。