全日本プロレスの船木誠勝(44)が15日、都内で取材に応じ、全日本離脱を示唆した。武藤敬司(50)が会長を辞任し、実質的オーナーを務めるスピードパートナーズ社長・白石伸生氏が新社長に就任したことで起こった分裂騒動後、初めて思いを口にした。「自分の考えは変わっていない。(白石氏が提唱する)ガチンコセメントプロレスは理解できない。ついていけない」。全日本側とは直接交渉はせず、自身の個人会社を通して意思を伝えているとした。

 一方で、新日本時代から続く武藤との絆の深さも強調。「プロレスを始めた時から一緒にいる。おととい(13日)もプライベートで会ったが、ひと言も誘われなかった。あうんの呼吸。来てくれるものだと思っていると思う。心の兄弟なんです」と話すなど、武藤が目指す新団体への合流にも前向きな言葉を続けた。