30日にプロ6戦目となるWBC世界ミドル級9位村田諒太(28=帝拳)が、29日に都内で計量に臨んだ。

 村田は、契約体重より400グラム軽い73キロで計量をパスした。「ホッとした。朝に15分風呂に入ったら少なかった」と笑みを浮かべた。相手のニックロウは30グラムアンダーのギリギリでパス。記念撮影でにらまれても「気まずく、やめてほしかった」と意に介さず。「計量前はツバ吐いていたので、どうなのかなと思った」と相手を心配する余裕があった。

 年末年始の試合は初めて。昨年は奈良の実家で過ごした。「新年はゆっくりできるよう楽しみたい」。計量後の食事は「前回食べ過ぎた」と控えめにし、夜に恒例のうなぎでパワーをつけた。「目の前の試合をこなすだけ。自信は試合でつくもの」と2試合ぶりのKOが期待できそうだ。