亀田ジムの五十嵐紀行会長(35)が21日、東京の日本ボクシングコミッション(JBC)を訪れ、亀田3兄弟の父史郎氏が受けている無期限のセコンドライセンス停止処分解除の申請書類を再提出した。書類提出は10月に続き2度目で、JBCから11月初旬に再提出を求められていた。書類提出後は倫理委員会で審議される。

 史郎氏は07年10月11日の世界戦で大毅が元王者内藤(宮田)に反則行為をした責任で、処分を受けている。亀田ジム側は来年2月7日の大毅の世界戦で、史郎氏をセコンド復帰させたいため長期化は避けたい意向もある。五十嵐会長は「どうにもならないようなら文部科学省にもいって判断を仰ぎたい」と話した。書類を受け取ったJBCの安河内事務局長は「資料を精査して関係各位に話をうかがった上で倫理委員会を開く。何かに間に合わせるという発想なくやります」と語った。