大相撲の東前頭6枚目の安美錦(36=伊勢ケ浜)が春場所11日目の18日、日本相撲協会に「右前十字靱帯(じんたい)断裂、右内側側副靱帯損傷、右膝関節半月板損傷で、現時点で1カ月の安静加療を要する」との診断書を提出して休場した。

 10日目の徳勝龍(28=木瀬)戦で押し倒された際に、古傷の右膝を痛めた。初日から7連勝し、9日目で勝ち越すなど好調だったが、無念の休場となった。

 休場は13年秋場所以来6度目で、11日目に対戦が組まれていた栃煌山(28=春日野)は不戦勝。今場所の十両以上の休場者は、8日目だけ休んだ幕内琴勇輝(23=佐渡ケ嶽)を含めて6人目となった。