AKB48チームAが10日、東京・秋葉原のAKB48劇場で新公演「M.T.に捧ぐ」の初日を迎え、小嶋陽菜(27)が卒業が決まっている高橋みなみ(24)の不在を寂しがった。

 本番前に報道陣に公開されたリハーサル後、囲み取材に出席。自身にとって今回が7つ目の新オリジナル公演だが、「新公演でたかみながいないのが初めて。まだ実感がわかない」と本音を漏らした。

 高橋は3月に卒業コンサートを控えており、チームAはキャプテンの横山由依(23)率いる新体制に移行している。この日も出演しておらず、リハーサルなどにも参加していない。小嶋は「たかみなが来たときは、泣かせるつもり。たぶん10秒で泣くなって思っている。そういうステージにしたい」と意気込んだ。メンバーについてドライな一面を見せることがあることから、報道陣から「柄にもなく、込み上げてくるものはあったか」といじられると、「失礼な! 私も今、泣こうと思えば泣けますよ。今の言葉で泣けますよ」と懸命に反論していた。

 AKB48グループの劇場公演はこれまで、新日程が発表されては延期の繰り返しだった。小嶋は昨年末に新公演の日程が発表された後も、開催されるとは思っていなかったという。「(延期になると)いつも3日ぐらい予定が空くから、今回はどこに旅行に行こうかなと思っていた。それが、1週間ぐらい前から『あれ、本当に始まるんじゃないか?』と思い始めた。みんなと気持ちを切り替えて、久しぶりに必死に頑張った」と打ち明け、爆笑を誘っていた。