7月3、4日に神戸で卒業コンサートを行うNMB48の渡辺美優紀(22)が、最後のシングル「僕はいない」(8月3日発売)でセンターを務めることになり、20日、大阪・NMB48劇場のチームB2公演で発表された。

 既にミュージック・ビデオを撮影しており、渡辺は「かわいさのスピード違反(と言って)いただきました~っ!」と、独特の“みるきー節”で喜びを表現した。

 「すっごくすてきな曲をいただいて。早く皆さんに披露するのが楽しみです」

 渡辺のセンター楽曲は、8月3日発売の15枚目シングル「僕はいない」。渡辺がセンターを務めるのは、11年7月のデビュー作「絶滅黒髪少女」以来、約5年ぶり2回目。グループの創設以来、キャプテン山本彩(22)とともに、NMB48を引っ張ってきた渡辺は、2枚目「オーマイガー!」以外、卒業まで15作中14作で選抜入りすることになり、その有終を飾るシングルになる。

 同曲選抜は渡辺のほか、山本彩、白間美瑠、矢倉楓子、薮下柊、渋谷凪咲、須藤凜々花、太田夢莉、吉田朱里、上西恵、藤江れいな、沖田彩華、加藤夕夏、谷川愛梨、村瀬紗英、岸野里香の16人。

 NMB48では昨年4月、創設時の主力メンバーだった山田菜々(24)が卒業した際にも、最後のシングル「Don’t look back!」でセンターを務めている。

 渡辺は4月13日の劇場公演で卒業を表明。前日19日には、7月3、4日に神戸ワールド記念ホールで卒業コンサートを行うことが発表されたが、最終活動の時期は決まっていない。