AKB48の32枚目シングル(8月発売)の選抜メンバーを決める「第5回選抜総選挙」は7日、投票を締め切った。今日8日の開票イベント(横浜・日産スタジアム)を前にニッカンスポーツ・コム上で「出口調査」を実施。2割を超えるファンが、速報で1位だった指原莉乃(20)に投票したと回答した。

 ネット世論は、さしこ推しだった。ニッカンスポーツ・コムでは7日午後、アンケートを実施。昨年(467票)の4倍以上の2161の有効回答を得た。速報1位だった指原が480票を獲得し、得票率は驚異の22・2%。大島優子に250票近い差をつけるダントツの結果だった。質問は「誰が1位になるか」という予想ではなく「誰に投票したか」で、開票結果と近似する可能性もある。2位の渡辺麻友に、ほぼダブルスコアをつけた速報順位と同様、サプライズが起きても不思議ではない気配だ。

 指原のファンたちは、速報1位が発表された後、握手会会場やネットの掲示板サイトで歓喜した。あるファンは「やはり指原を推すのは面白い。でも投票の手は緩めない」と話すなど戦意を高めていた。指原は速報発表後、都内のイベントで「どこまで(順位が)下げ止まれるか。絶対下がると思う」と話すなど逃げ切れるとは思っていないが、ファンはAKB48の歴史を変える気満々のようだ。

 昨年1位の大島はこの日、フジテレビ系「笑っていいとも!」に渡辺とともに出演した。速報結果について「新しい風が吹いております」と、悠然と構えている。かつてない群雄割拠の「政権争い」に、日本中の視線が集まる。