AKB48柏木由紀(22)が7日、横浜市の横浜アリーナでソロライブ「寝ても覚めてもゆきりんワールド~もっと夢中にさせちゃうぞっ~」を行った。AKB48メンバーのソロライブでは、前田敦子が残した6000人をしのぐ過去最多の1万人を動員。全26曲をこだわりの演出で魅了し、次回は「オールナイト」宣言も飛び出した。

 幕開けからこだわりを見せた。セカンドシングル「Birthday

 wedding」のイントロが流れると、純白のウエディングドレス姿で登場。空中ブランコに乗り、高さ25メートル上からケーキ形のセンターステージに舞い降りた。中盤には、前回のソロライブでのドラム演奏に続き、ギターの弾き語りを初披露した。写真集「ゆ、ゆ、ゆきりん」で撮影などを担当したクリエーティブディレクター箭内(やない)道彦氏からギターを譲り受けたことをきっかけにギターに触れ、このライブの開催決定を機に約2カ月間、猛練習。購入したギターを手に所属するAKB48内派生ユニット、フレンチ・キスの「Rainy

 day」を歌い上げた。

 他にも、総勢60人の生オーケストラをバックに歌唱したほか、客席の上をゴンドラで40メートル移動したり、バズーカでサインボールを客席に飛ばすなど観客を存分に楽しませた。

 アンコールでは、フレンチ・キスの高城亜樹(22)と倉持明日香(24)も登場し、ステージに花を添えた。前回は作詞家宣言し、この日披露した「あなたと私」など3曲を手がけるなど実現させた。客席からオールナイトでの開催を要望されると「みんなの夢は私の夢。これからも皆さんのために歌っていきます」と応えた。王道アイドルの柏木が、また大きな1歩を刻んだ。【大友陽平】