山田洋次監督(78)が23日、埼玉県川口市で開幕したSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2010で舞台あいさつを行った。77年の監督作品を鮮明な映像でよみがえらせた「幸福の黄色いハンカチ

 デジタルリマスター」(公開中)の上映前に登壇。「この映画が作られたころ、デジタルもCGもありませんでしたが、デジタル技術によってニュープリントを見ているような鮮明さには感服しました」と話した。さらに若手監督へのメッセージとして「映画とは大きなスクリーンで大勢の人と一緒に感動するということを忘れずに、これからの若い監督には映画を作ってほしい」と期待した。