<日刊スポーツ映画大賞:助演男優賞・稲垣吾郎(十三人の刺客)>◇28日◇ホテルニューオータニ

 非道な悪役を演じきった稲垣吾郎は「新しい自分を引き出してくれた監督、スタッフ、作品に関わった皆様に感謝します」と喜びを口にした。周囲からは「地で演じた」と評され、自分でも「悪役は癖になる。自分の中から自然に出てくる」と話すなど、敵役に新境地を見いだしている。

 花束を渡された香取慎吾から「性格もいい方じゃないですからね。この賞をもらえなかったら、本当にいやなヤツで終わっちゃうんで…」と冗談交じりに言われると、思わず苦笑していた。