韓国出身若手アーティストで“ビッグ2”と呼ばれる、東方神起のジェジュン(24)と、BIGBANGのT.O.P(22)V.I(19)がそれぞれ初主演した映画の日本公開が11日、決まった。

 日本の人気脚本家と韓国のトップスターがタッグを組んだ日韓合作映画プロジェクトで愛をテーマに7作品を製作。一足早く、韓国で昨年11月に劇場公開されると爆発的な人気を呼び、日本や中国などの熱心な女性ファンも劇場に足を運んだ。

 ジェジュン主演の「天国への郵便配達人」は「ロングバケーション」を手掛けた北川悦吏子さんが脚本を担当。亡くなった人への手紙を配達する「天国への郵便配達人」と恋人を失った女性との恋を描いた物語だ。

 現地での会見で、映画への初挑戦を「とても新鮮だった」と語ったジェジュン。コンサートやアルバム「呪文」作りと並行しての撮影は多忙を極めたが、持ち前の超ポジティブシンキングで乗り切った。所属事務所と契約問題で争っており、グループ解散のうわさも出ているが、演じることがアーティストとしての成長につながると実感しているという。

 また、T.O.PとV.Iが主演した「19(Nineteen)」は「白い巨塔」の井上由美子さんが脚本を書いた。殺人事件に巻き込まれた若者たちが、予期せぬ苦しみの中で成長するストーリーだ。T.O.Pは4月からTBS系で放送される韓国ドラマ「アイリス」にも出演。俳優としての存在感を大きくアピールする。

 公開は5月29日。初夏を迎えた日本で、韓国出身の若きスターたちが女性ファンの視線をくぎ付けにしそうだ。