韓国で大ヒットし、25日公開される映画「TSUMAMI―ツナミ―」(ユン・ジェギュン監督)の日本語吹き替え版完成披露試写会が16日、都内で行われた。主題歌を担当したAKB48の高橋みなみ(19)小島陽菜(22)峯岸みなみ(17)板野友美(19)ら選抜メンバー10人が登壇。映画で描かれた家族愛についてトークを展開した。

 高橋は「映像に迫力があった。津波って怖い。パニックの中で、自分のことよりも大切な人を守りたいという、愛ときずなを感じました。何度も泣きました」と絶賛。峯岸は「再会した日に津波が襲う。神様って意地悪だなと思った」と話した。

 同映画の主題歌に、第2回AKB48選抜総選挙(6月9日)のエンディング曲「あなたがいてくれたから」が採用された。大切な場所や人への思いをつづったメッセージソング。巨大津波から愛する人や、大切な家族を守るという映画ストーリーに通じる。

 初の実写映画主題歌について高橋は「あらためて、仲間の大切さに気付かされた。歌っていた時は、(チームが)どうなるか全く想像できなかった。こうして映画の主題曲になって、すごいことだと思う」。宮沢佐江(20)も「かけがえのないものについて考えさせられた」。

 津波の恐ろしさ伝えるビデオが映し出された。スタッフが45センチの津波を体験、簡単に倒されたしまった場面を目の当たりにした小島は「ビックリです。(これから)津波のことばかり考えてしまいそう」と泣きそうな表情。大雨の中、訪れた約120人のファンと津波の怖さを学んでいた。

 渡辺麻友、指原莉乃、中田ちさと、仲谷明香、梅田彩佳も出席した。