俳優今井雅之(53)が23日、都内で行われた舞台「ザ・ウインズ・オブ・ゴッド」(5月1日~、東京・新国立劇場など)製作発表記者会見に出席した。

 同舞台は、1988年の初演以来、国内公演で30万人を動員してきた、今井にとってもライフワークで、「兄貴」役を演じてきたが、今回をファイナル公演と銘打っている。昨年11月12日に、腸閉塞(へいそく)などを患い腸にできた腫瘍を取り除く手術を行った。腎臓の数値(アルブミン)が、死体よりも低いと医師が判断するほどで、家族には「余命3日」と告げられていたという。

 この時、すでに、舞台開催が決まっていたといい、「まさか製作発表ができるかも分からなかったけど、お医者さんとも相談してOKが出ました」。病気で体重も20キロ落ちたというが、「今はリハビリ中ですが、まだ負荷は掛けられない状態。春先から筋力もつけます。僕も役者として命を懸けられる舞台だと思います」と不退転の決意を語った。

 会見では、兄貴の相棒・キンタ役を演じるスピードワゴン井戸田潤(42)のほか、過去にキンタ役を演じた陣内智則(41)なだぎ武(44)も出席。それぞれ同舞台に出演時には、妻や恋人と別れた時期と重なっていたことなどを、今井が暴露。

 先日、女性誌に東京・五反田のラブホテルに訪れた様子を撮られた井戸田には「どうしたんだ。五反田とは?」などといじり倒し、「手術して1週間後に朝勃ちしたときは涙が出た」と下ネタで冗談を飛ばすなど、元気な様子だった。

 ほか演出の奈良橋陽子氏(67)が出席。