お笑いタレント鉄拳(42)が28日、東京・角川シネマ新宿で行われた映画「振り子」(竹永典弘監督)初日舞台あいさつに登壇した。自身原作パラパラ漫画の映画作品だが、吉本興業の先輩・板尾創路(51)から「パラパラ漫画やめてくれ!!」と突っ込まれ、冷や汗をかいた。

 壇上で板尾は鉄拳に言い放った。

 「最初は、鉄拳のパラパラ漫画がすごすぎて…これは、ちょっと映像にしたら、どうなるのかな、って感じがあった。鉄拳には申し訳ないけど、簡単に抜いてしまった。パラパラ漫画は、いらない」

 鉄拳はビビリながら「僕にはパラパラ漫画しかないんで。次の漫画も映画化できるように作ります」と言ったが、再び「(次の作品は)表に出さずに」と突き放された。

 大先輩の命令だが、鉄拳は「パラパラ漫画をやらないと、テレビに出られないんで…」と懇談。板尾もかわいそうになったのか、「そう言うなよ…お互い引き分け。おまけで」と苦笑した。

 鉄拳は、同作で映画初出演も果たしたが、「もっとイケメンかと思ったら…実写を見たらジジイだった。ショックだった。(実物は)もっとイケメンです」と、自身の映りには不満だったようだ。