女優田中麗奈(35)が2日、都内で行われた「第33回向田邦子賞」の贈賞式に出席した。同賞は優れたドラマ作品の脚本に贈られる。主演したNHKBSプレミアム「徒歩7分」で同賞を受賞した脚本家前田司郎氏(38)を祝福するため、花束を持って駆けつけた。

 赤のドレス姿で登場した田中は「本当におめでとうございます。前田さんが選ぶ言葉、価値観があらためて好きだなと思いました。作品が終わっても、登場人物が生きていて、物語が続いているような気がします」と祝福した。

 前田氏は、過去に思うような作品が書けなくなった時期があったことを明かした。「(受賞作は)スランプを脱した時に書いた作品なので、この作品で賞をもらえたことはうれしいです。でも自信のよりどころにしてはいけない」と喜びながらも、気を引き締めていた。